ES記入のポイント 重要な志望動機

 

ESは以前、「志望書」といった。古いひとはいまでも「志望書」という。採用側にとってESは本人の志望理由を知り、面接の手がかりにするための唯一最大の資料である。

 

 その点を十分にわきまえて記入したい。民放などは項目ごとに字数を制限してWEBで送信させるが、むしろそれが例外で、主流は昔ながらの手書きである。

 

 記入項目の柱は 

①志望動機

②なぜ当社か

③入社してやりたいこと

④最近、関心をもっていること

⑤自己PR

といったところ。これに

⑥これまで熱中してきたことを加えるとさらによい。

ESと面接は以上の基本項目について、あらゆる角度から照らして本人の本質的な部分を見出し、当社に適合するかどうかを見極めようとするものだ。

 

ちなみにペンの森が18期生まで含めて最多53人の内定者をだしている朝日のES項目はつぎのような項目だ(2013年版)

 

1、記者になりたいと思ったきっかけは。どんな記者になりたいですか。

2、朝日新聞社を志望する理由は何ですか。

3、あなたがアピールしたい業績や経験は何ですか。それを記者の仕事にどう生かせると考えますか。

4、朝日新聞の紙面に対する感想を教えてください。(この数カ月の記事または写真で評価するもの、評価しないものをそれぞれ挙げて、その理由を)

5、あなた自身の好きなところと、好きでないところは何ですか。

6、いままで一番つらかったことは何ですか。また、どうやってそれを克服しましたか。

7、最近、感動したことは何ですか。

 

 社によって項目内容は変わるが、基本項目を押さえておくことが大切。

 

志望理由が最も重要だ。朝日のESが書ければ、あとは表現や素材をかえて使いまわしていけばよい。

 

 書き方の手順は結論→理由である。結論で自分の言いたいポイントを示して、そのあとに、その理由はなぜか、を書いて内容を明確に提示することだ。結論の短縮型が見出しになるから、ペンの森では見出しをつけるひとが多い。メールの送信の際につける感覚である。結論を先に示すと、自分の言いたいことが頭の中でより整理されて書きやすく、かつ読みやすくなる利点もある。

 この手順は面接でも同じ。結論を先に言うと、相手は無意識になぜそう思うのかという思考回路になるからスムーズなコミュニケーションが成立する。理由から述べるとどうしてもキレがなくだらだらしてしまう。

 

(続き)作文上達法とは…